週刊ポストの呆れた「朝鮮特需」特集
ところで、今週も週刊ポストがおかしい。朝鮮半島有事なら日本に「特需」が来るなどという、呆れ果てた特集を巻頭でやっている。
昔から遠い戦争は買い、近くの戦争は売りという相場の格言がある。ベトナム戦争は遠い戦争だったから「ベトナム特需」があった。だがポストは朝鮮戦争のときも「朝鮮特需」があったではないかという。
だが、あの戦争は米韓と北朝鮮との局地戦だった。その頃の日本はアメリカの占領下だったから、気分的には遠い戦争であった。
それに今のような飛び道具戦争ではなく、地上戦が主体だったし、北にはろくに戦闘機もなかったはずだ。だが、今は、北と戦争になれば、アジア全土が巻き込まれ、特需など起きるはずがない。