「不倫は病気か?」親子二代おんなでしくじった中川家...俊直代議士の目的は「性の対象の安定供給」と分析した愛人

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   不倫の魂百までもである。父親は官房長官の時、愛人問題で躓き権力の座から転がり落ちた。

   それも愛人に覚せい剤使用の噂が立ち、警察が内定を始めていた時に、「警視庁の保安課が動いているから気を付けろ」と、捜査情報を伝えてしまったのである。

   そんな議員の子供が親の看板を受け継ぎ、政治家になった。だが、父親の後をそのままなぞって愛人(47)をつくり、その上、彼女とハワイで"華燭の典"を挙げていたと週刊新潮が報じている。

   男には3人の子供がいて、高校時代の後輩だった奥さんは、がんで現在闘病中だというのに。

   だが、あまりに嫉妬心が強く、愛想をつかした愛人が「別れよう」というと、家に押しかけて来て、半狂乱で号泣する、大声を出すなどしたため、彼女は110番した。

   やってきた警官は「ああいう真面目な職業に就いている人こそ、殺人を犯したりひどい事件を起こす可能性がある」として、彼女に「ストーカー登録」をさせたというのである。

   その男の名は中川俊直(46)。テレビ東京の政治部にいたが退職して父親の秘書として仕えたのち、広島4区から出馬。現在2期目の自民党議員で、経産政務官という要職にある。父親はあの中川秀直元官房長官。

   中川は、同じ自民党議員の前川恵代議士(41)とも男女の仲だといわれている。愛人がこういう。

   「結局、彼が求めたのは『性の対象の安定供給』。私と付き合っていた時から、"奥さんがいたりとか、公人であって週刊誌に追われたりとか、職場恋愛(永田町=筆者注)だったりとか。そのスリルに燃える"と言っていました。根っからの不倫体質なんです」

   彼の場合、不倫は文化ではなく病気ということなのだろう。週刊新潮発売前に政務官を辞任したが、こんな人間は政治家失格であることは間違いないのだから、即刻議員辞職もするべきである。

米朝の「チキンレース」いつまで

   さて、北朝鮮VS.トランプ軍のにらみ合いは依然として続いているが、この「チキンレース」はどう転ぶのだろう。各国メディアを招いて軍事パレードを見せ、威勢のいい発言を次々に吐いた金正恩だったが、肝心の中距離弾道ミサイル発射実験は失敗してしまった。

   だが週刊新潮によれば、ミサイルは打ち上げておいて、わざと北朝鮮が破壊したのではないかと見る識者もいるようだ。

   発射すれば金正恩はアメリカに怯まなかったという体面が保てるし、失敗したのだからアメリカに先制攻撃する口実を与えなかったから、金正恩の深謀遠慮だというのである。

   ニューズウィーク日本版も、まだトランプは北朝鮮を攻撃しようとは考えていないと見ている。それは、韓国にいる15万人、日本にいる5万人のアメリカ人を退避させていないからだ。この人たちに帰国命令が出されたら、トランプが腹を決めた時だろう。

   しかも、シリア攻撃をした後、プーチンの反応は抑制的だった。最強のアメリカに対して誰も報復などしやしない。

   「トランプがそんなおごり高ぶった自信を深めたとすれば、北朝鮮に対しても同じ論理で行動するのはあり得ない話ではない。これによって、米朝双方が互いの意図を読み違えて偶発的な武力衝突に至る可能性も否定できない」(『ニューズ』)

   保守的論調の『ニューズ』でさえ、北朝鮮という難題を解くには「話し合い」を目指すしかないといっている。

   安倍首相は政治生命をかけてトランプを説得し、空母を引き上げさせ、金正恩とアメリカ、中国、韓国、日本との話し合いに持ち込むことに全力を挙げるべきなのだ。それこそが真のリーダーシップというものである。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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