アメリカが許さない一線とは?
では、北朝鮮の超えてはならない一線、レッドラインをアメリカはどう見ているのか? 海野教授は「一つは、北朝鮮がアメリカ本土に届くミサイルの完成を米情報機関が確認した時。二つ目は、トランプが習近平に宿題に出した北朝鮮の核開発の放棄が実現しないと判断されたときをもってレッドラインとみる可能性がある」という。
ただ、番組コメンテーターの橋本五郎(読売新聞特別編集委員)は「私はシリアと違って北朝鮮は難しいと思う。シリアはアメリカを攻撃する力はないわけで、今回の攻撃も限定的だ。北朝鮮の場合は、リスクはシリアよりもある。北朝鮮の方が先にソウルないし日本を攻撃しうる可能性があり、それをどの程度防げるか見通しなしに踏み切るのは難しい」と言う。
それでも圧力をかけ続ける必要があるとみたのか、シンガポールにいた米原子力空母「カールビンソン」がオーストラリアへ行く予定を急きょ変更し現在、朝鮮半島沖に向けて航行中という。
モンブラン