ハリウッドの業界人に過大評価されたかも
ただ、まだ観ていない人に一つ忠告させてもらうならば、この映画に深く共感できるのは、それこそミュージシャンや俳優、作家など一握りの人しかなれないような職業を一度でも目指したことがある人、もしくは夢に挫折したことがある人というのが条件ということだ。とくに持つべき夢のなかった人や、これから夢を追いかけようとしている若い世代には、この映画で描かれている成功と挫折にいまいちピンとこないだろう。
そして、世間でそんなに夢を追いかけている人がたくさんいるのかと考えると、この映画は少々ハリウッドの業界人に過大評価され過ぎてしまったのではないかと思う。アカデミー賞6部門受賞作品としては、正直、ちょっと物足りない。
おススメ度☆☆☆
バード