米中首脳会談はまとまらない?
しかし、小此木名誉教授は「トランプ大統領は中国に『北朝鮮への圧力を強めてほしい』と言うのに対し、習近平国家主席は『北朝鮮とアメリカで直接交渉してほしい』と言うかもしれない。おそらくまとまらないだろう。これから月末まで危険な状態が続き、5月になればちょっと風向きが変わると思う」と見る。
4月要注意というのは、11日が金正恩・労働党委員長の就任5年、15日金日成生誕105年・北朝鮮軍創設85周年と目白押しで、「何をやるかわからない。ただ、米韓軍事演習が4月30日に終了し、5月になれば韓国の新政権(現在は野党)が誕生、北朝鮮との対話が動き出すかもしれない。そうすると北朝鮮を叩こうと思っても叩けなくなる。だから4月は怖い」という。
最後にコメンテーターの松嶋尚美(タレント)が状況が分かっていないのか、こんな質問を。「(トランプ大統領が)直接交渉した時にキム・ジョンウン(金正恩)にあなたはトップから外れなさいという交渉は難しい?」。小此木名誉教授は一瞬答えに詰まり「そういう交渉じゃないんです」。
文
モンブラン