春の旅行シーズンだが、新幹線の座席のリクライニングはどこまで深く倒しますか。お笑いタレントの小藪千豊(43)さんが先月末(2017年3月)、「新幹線でいっぱい倒したら、後ろの乗客に『やりすぎ』と怒られた。JRとか規定はないんかな」とツイッターでつぶやいたところ、ちょっとした論争になっている。
番組アンケートでは83%「倒す」、「限界まで」5%
「とくダネ!」がインターネットで男女1000人に「リクライニングを倒すかどうか」を聞くと、83%が「倒す(傾ける)」だった。「限界まで倒す」は5%、「大きく倒す」が12%、「少し」が66%だった。中国の動画では「倒すな」「足を伸ばしたいんだ」と乗客同士がけんかになった場面もある。日本でも飛行機中である地方議員と乗客がトラブルになり、議員辞職に追い込まれたことがあったという。
リポーターの岸本哲也が座席の構造を検証した。前と後ろの座敷の差は104センチ、倒す角度は25度。フルに倒すと後ろとの差は30センチとかなり狭くなる。実物でやってみると、すぐ前に頭のつむじがある。「整髪料をいっぱいつけている人なら、においも結構してきますね」と岸本。
大きく倒されたとき、どう思うか。アンケートでは「腹が立つ」が67%もいた。ではどう対応するか。「戻してください、と声をかける」「トイレに行くふりをしたり、目配りしたり、出づらさを装う」「さりげなく蹴る」と様々。
では、逆に自分が倒すときはどうするか。「倒します、と一声かける」「アイコンタクトしてから」「後ろの人に分からないようにゆっくり倒す」とこれも様々。
JR東海に聞くと「角度につきましてはお客さま同士の譲り合いやお声掛けなどでご利用頂くようご協力お願いしています」ということだった。
司会の小倉智昭「リクライニングができたときは、ゆっくりお休みになれますというのがウリだったでしょ。いまは前の人が一言ことわるよねえ」
笠井信輔アナ「それで拒否する人がいますか」
小倉「お互い考えてやればいいじゃないですか」