今でもケガ完治せず復帰の目処立たず
その理由について「これまで指導をいただいた先生方から『やめるのは早すぎるのではないか、治療やリハビリに専念してはどうか?』という言葉をいただきましたが、昨シーズン(2016年度)に度重なるケガや故障をしてしまい、今でも完治しておらず復帰の目処がついていないことから第一線を退くことにしました」と話す。
今後は富士通に所属しながら陸上競技の発展のために尽くしたいという。
伝えた森圭介アナが「少し寂しいニュースになりましたね」。
これにウエンツ瑛士は「あえだけの成績を残した選手ですから毎年、期待していたんですが、残念という言葉は使いたくない。あれだけ感動させてもらいましたし、箱根の感覚とか経験を活かし後進の育成をしてほしい」。
呼応して司会の加藤浩次も「山の神と言われ、とんでもなく強かった。あの走りが頭に焼き付いている。アスリートは引退してからの方が絶対長い。次で頑張ってもらいたいですね」。
柏原選手は卒業後ケガで苦しんだが、箱根駅伝を戦った選手たちの多くは何故か箱根で燃え尽きてしまい、卒業後に目立った成績を残していない。箱根が終着駅でなく高みへのステップにしてほしい。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト