国有地の超格安売買から政治家の関与が問題化した学校法人「森友学園」をめぐり、今度は籠池理事長夫妻と安倍首相の昭恵夫人がにこやかに並んでおさまった写真が公開された。籠池氏と単独インタビューしたことがあり、きのう29日(2017年3月)も面会したという著述業、菅野完氏がツイッターに投稿した。
司会の羽鳥慎一「写真を撮った場所と時期がポイントですね」
菅野氏は籠池氏から聞いた話として、撮ったのは2014年4月で、昭恵さんは「豊中の小学校建設予定地に何度も行っている」という。この時期は森友学園が土地取得を財務省に申請中だった。
昭恵夫人、早くから小学校用地問題知っていた
当時の昭恵さんのフェイスブックを「モーニングショー」が調べると、2014年4月26日に投稿があった。森友学園が経営する幼稚園の園児に囲まれた写真とともに、昭恵さんは「園児たちの演奏、歌、教育勅語に感動しました」と述べていた。菅野氏は「昭恵さんは初期段階から土地の話を知る立場にあった」と指摘する。
安倍政権に関する著書があるジャーナリストの山口敬之氏は「籠池氏側は昭恵さんが政治的な力になったという印象を作ろうとしている。昭恵さんに瑕疵(かし)があったかはむずかしい」と話す。この人はやたらと安倍政権や自民党を擁護し、問題を早く幕引きしたい自民党サイドにたつ発言が目立つ。対立が泥沼化すると、こうした応援団がどちらの側にも現れる。
元文部官僚の寺脇研氏は「昭恵さんと籠池夫妻が親密な関係にあったことは(写真からも)わかる」と見る。
司会の羽鳥慎一「そこから忖度(そんたく)につながるのではないですか」