千葉県でベトナム国籍の小学3年生、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の他殺体が発見された事件で、赤いランドセルや衣服などが見つかった付近は「地元の人しか知らない場所」だった。きのう29日(2017年3月)もそこから500メートルほど離れた地点にピンクの筆箱が発見されたが、土地勘のある犯人が遺留物を意図的にまきちらした可能性も指摘されている。
土地勘が必要な県境に
リンさんのランドセルがあったのは遺体発見場所から20キロ行った茨城県坂東市の利根川の河川敷。国道から700メートル入った場所で、千葉と茨城の県境だった。一帯に防犯カメラはなく、舗装も切れてジャリの上を走らなければならない。地元住民は「カーナビでも表示されない」「知っている人でなければわからない」「近辺の車が何台か通るぐらい」という。
元警視庁刑事の吉川祐二さんは「犯人が捜査のかく乱を狙って、遺留物を拡散させたのではないか」と推察する。
中央大法科大学院教授の野村修也氏は「県警が変わると、警察は連絡がとりにくい。犯人が場所を離している可能性がある。警察が情報をすべてだしているとも限らない」と話す。
司会の羽鳥慎一「いろんなことを考えている可能性がありますね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト