千葉県我孫子市の利根川沿いの草むらで、遺体で見つかったベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9)=松戸市立六実第二小3年=の殺人・死体遺棄事件で新たな展開があった。
リンちゃんが登校時に背負っていたランドセルが、遺体のあった場所から十数キロ離れた茨城県坂東市の利根川河川敷草むらで見つかった。父親がリンさんのランドセルと確認したという。
その後、ランドセルのあった場所から500メートルほど離れた草むらに、リンさんが着ていたとみられる女児用の衣類が散乱しているのが見つかっており、警察では確認を急いでいる。
女児への強い執着露わに
一方、番組によると、リンさんが行方不明になった24日朝の時点と前後してインターネットの掲示板に、犯人に結びつくような不審な書き込みが複数あることが分かった。
一つは、『おかいものさん』の名前で24日午後9時すぎに投稿された書き込みには「暖かくなったし用水路に女児の死体がないか見て回ろう」。遺体が発見されたのは2日後で、この時点で事件はまだ報道されていなかった。
二つ目は、同じ『おかいものさん』の名前で22日午後5時18分に投稿された書き込みで「前歯のない女児がかわいい」。数分後に同じ名前で「殴ろうとするたび目をつぶる女児を想像すると抱きしめたくなる」とあった。
ほかにも「誘拐」などの言葉を並べ女児への強い執着心をうかがわせる内容の書き込みがあるという。この書き込みに司会の小倉智昭はこう怒った。「容疑者の書き込みかいたずらかわかりませんが、いたずらなら絶対に止めてもらいたい」。
しかし、いたずらにしては犯人しか知り得ない「用水路」「女児の死体」の事実と符合しており、事件を伝えた木下康太郎アナの「報道される前に投稿されたので、もしかしたら重要な手がかりかもしれないですね」という言葉に期待したい。