「これは詐欺だ」怒る客も!破産した「てるみくらぶ」9万人が旅行代金払い込み済

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   海外格安ツアーの旅行会社「てるみくらぶ」がきのう27日(2017年3月)破産した。3万6000件のツアーに9万人が旅行代金を払い込んでおり、2500人がいま38の国と地域に渡航中だ。4月入社の内定も取り消しになった。

   1998年操業の「てるみくらぶ」は、店舗を持たず、若い人を中心にした格安ツアーをネット販売してきた。一昨年あたりから旅行会社を通さずに航空券やホテルをネットで直接予約するスタイルが増えたため、重点をシニア層むけに切り換えたが、その広告費が経営を圧迫したらしい。今月23日には航空会社に支払いができず、客に渡航中止を呼びかけていた。すでに海外に渡航した客には「自力で対処してもらうしかない」という。

   東京渋谷の本社前には客が詰めかけた。5月にポーランドに行く予定で友人と2人分21万円を払い込んだ男性は「これは詐欺だ」と怒りをぶちまけた。両親とハワイ旅行する計画だった女性は「父親の再出発を記念して私がすすめたので、申し訳ない気持ちでいっぱい」と話した。

補償額は一人あたり1.2%程度

   日本旅行業協会には「てるみくらぶ」の弁済保証金1億2000万円があるものの、補償額は一人あたり1.2%程度になりそう。50万円払った人でも6000円ぐらいしか戻らない。

   司会の加藤浩次「はっきり言って経営者の判断ミス。以前から経営状態はわかっていたはずだ」

   観光・旅行ブームの、とんだ落とし穴。補償金の担保をもっと増やせないものか。

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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