大相撲春場所の千秋楽(2017年3月26日)にけがを押して出場した新横綱稀勢の里が、優勝決定戦まで持ち込んで劇的な大逆転優勝を飾った。
司会の羽鳥慎一「いやあ、すごかったですね。土日に出場しただけでもすごいのに」
初日から12連勝した稀勢の里は、13日目の横綱日馬富士戦で土俵下に寄り倒された際に左肩を負傷し、緊急搬送された。休場かと誰もが思う中で強行出場だった。14日目の鶴竜戦ではわずか2.5秒で寄り切られ、1敗をキープする大関照ノ富士の前に優勝争いのピンチに立たされた。
千秋楽はその照ノ富士との一番を突き落としで勝ち、優勝決定戦でも押しこまれながら小手投げで連勝した。ファンは「もうハートがぐちゃぐちゃ」「皆で後押しして優勝できました」と沸き返った。
一部スポーツ紙報道は「全治3カ月」
稀勢の里は表彰式で涙を見せ「本当にあきらめないでよかった」と話した。いま一番したいことはと聞かれて「稽古ですね。ケガは放っておけば治る」と答えた。けさ27日の一部スポーツ紙には「全治3カ月」と載っている。
羽鳥「ケガがすごかったから、どうなるかと思った。これはもう社会現象です」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト