昭恵夫人「なんで他人にこんなこと言われなきゃいけない」と語る 講演テーマは「私を生きる」

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   大阪の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長の衆参両院での証人喚問はいよいよ明日(2017年3月23日)行われる。安倍首相から「100万円の寄付」があったとの主張を、どう語るのか、それを自民党がどう叩き潰すのか。そんな中、渦中の安倍昭恵夫人が都内で講演をしていた。

   昨日(21日)都内で開かれたイベントで、昭恵夫人が語った。「私を生きる」というテーマ。騒動以来、生の声が捉えられたのは初めてだ(提供共同通信)。

「毎日毎日フェイスブックをやっているんですけど、批判の嵐なんですね。ものすごい、なんで他人にこんなこと言われなきゃいけないんだろうと思う批判がたくさん来ます」
「それを全て読んでいます。心が折れそうになることもありますけど、それでも私は、こういう考え方の人もいるんだと思って読んでいます」

   森友学園の問題に直接言及することはなかったが、講演の最後にはこう言った。「私自身、世間をおさわがせしておりますけれども、今お話ししたように、この国のために、社会のために、弱者のために、世界平和のために、お休みもなく日々頑張っておりますので、どうかご理解いただければと思います」

   森友学園の小学校で名誉校長に据えられていたのも、こんなことだったのだろうか。だが、その中から「安倍晋三」という名前と「100万円」が口に上ると、ただでは済まなくなる。

   自民党は、野党が求めた「参考人」ではなく「証人喚問」で受けた。安倍首相を守るためだ。ウソの通らない「証人喚問」は、自民党が必要としているわけだ。籠池氏の投げた言葉は、琴線に触れたと言っていいのではないか。

   民進党の山井和則国対委員長は昨日、「籠池理事長と昭恵夫人とで言い分が180度違っている以上は、間接的に菅官房長官が言うだけでなく、昭恵夫人も表の場ではっきりおっしゃったらいい」と言った。

   この問題、お隣の韓国、中国でも、「国有地払い下げに首相が関わったという疑惑」として、大きく伝えられている。まさに国有地払い下げこそが「核心」だ。これまで「手続きに瑕疵はない」と言っていた麻生太郎・財務相が昨日の国会で、この問題に言及した。

「なんとなく一つひとつは全く問題ないと思っていますけど、全体としてのイメージが、なんとなくどこか怪しいんじゃないかとだけ残っちゃってます。引き続き丁寧に説明していただくんだと思っています」。でそのあと、「で、金曜日?(喚問は木曜日) 何池? ほり池? 籠池か、籠池さんの証人喚問が両院予算委でありますから、理事長ご本人の口から適切に説明をしていただかないといけない」

   証人喚問は明日(23日)、翌24日には参院予算委で集中審議が行われる。

   司会の夏目三久「野党からは、昭恵夫人も会見など公の場で潔白を証明した方がいいのでは、という声もあります」

   牧嶋博子(TBS解説委員)「昭恵夫人がいろいろ招待されているのは、やはり総理夫人だからなんですね。政府は昭恵さんを私人と定義したけど、国民から見れば公人。ですから、寄付金の疑惑についてはこのままにせずに、公の場で説明してほしい」

   夏目「籠池氏との関係もどこまで明らかになるか」

   昭恵夫人は、騒動になった後も、籠池氏の夫人とメールのやり取りをしていたこともわかっている。不思議な人だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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