輸入鶏肉の75.4%がブラジル産
日本の昨年の輸入実績では、輸入鶏肉の75.4%がブラジル産。摘発を受けた21社のうち、衛生的な問題があったのは3社だが、この3社は日本への輸出実績はないという。このほかの18社のうち2社の輸出先に日本が含まれていた。厚労省は、「国内に流通している食肉には衛生上の問題はない」としている。
司会の夏目三久「昨年のブラジルからの鶏肉の輸入量は42万トン。厚労省は大丈夫というが?」
牧嶋博子(TBS解説委員)「鶏肉は価格が安いので、加工食品や外食産業で大いに使われている。輸入での検疫は書類審査が主で、現物を検査するわけではない。安全性が確認されるまでは、輸入の一時停止はやむをえない」
奥野史子(元女子シンクロナイズドスイミング選手)「いったん中国に入って加工されたものだったら、わからない。すべてのブラジル肉がいけないわけでもないだろうから、そこをはっきりさせて欲しい」
夏目「第三国で加工されたものを調べることはできる?」
牧嶋「製品を開けて調べるしかない。書類審査はあるが、さて......」
現代文明は、なんと危うい仕組みの上に乗っていることか。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト