南スーダンのPKOに派遣されている陸上自衛隊の「日報」があった。防衛省が「破棄した」と言い続けていたものだ。意図的な隠蔽も大問題だが、稲田防衛相が知っていたかどうかも、大臣の資質に関わる。稲田氏はすでに、大阪の森友学園問題でも野党から辞任を求められている。まさに崖っぷち。
この「日報」は、スーダン派遣部隊の実情を知りたいと、野党が提出を求めていたが、防衛相は一貫して「破棄した」と突っぱねていた。それが実は、統合幕僚監部で見つかり、さらに陸自にも残っていたことがわかったのだ。
「戦闘」の文字並ぶ日報
明らかになった「日報」には、「戦闘が生起したことから」「市内での突発的な戦闘への巻き込まれに注意が必要」など「戦闘」の文字が並ぶ。もし「戦闘状態」が常態化していれば、自衛隊派遣の前提条件が崩れる。ために隠蔽を図ったと、勘ぐられても仕方がない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト