稲田朋美防衛大臣が学校法人「森友学園」との関連でピンチに立たされている。きのう(2017年3月13日)、参院予算委員会で民進党の小川敏夫議員が訴訟資料を示し「平成17年10月11日、学校法人森友学園訴訟代理人弁護士 稲田朋美という文書が裁判所に提出されています。大臣の答弁と違うじゃないですか」と追及した。
稲田防衛相は「事務所の1人の事件についても(書類を)連名で出すことは多くあります。私は一切、籠池泰典理事長から法律相談を受けたこともなければ、実際に裁判所に行ったこともないということです。10年ほど前から私はもう全くお会いもしていないし、関係は断っているんです。」と語気強く否定した。
だが、けさ(2017年3月14日)の東京新聞は「稲田氏出廷の記録」という見出しで「稲田氏が、森友学園が起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として出廷したことを示す裁判所作成記録があることがわかった」と報じた。コピーも添えられている。
稲田大臣が「虚偽いってる」
司会の羽鳥慎一「さあ、どうでしょうか。食い違っていますが」
菅野朋子(弁護士)「形式的に書類に名前を連名することはあることはありますが、この裁判所作成の記録は公的なもので、ウソは絶対に書いていませんので、明らかに稲田大臣が虚偽をいっていることに他なりません。単発の事件を代理人にすることは、なんにもないことなのに、なぜあえて隠そうとするのか、と思ってしまいますね」
羽鳥「なんらかの関係を疑われることさえも、いやなのでしょうか」
青木理(ジャーナリスト)「籠池氏か稲田氏か、どちらかがウソをついている。キリがない。国会で参考人招致するとか、場合によっては証人喚問をするとか、区切りをしないと進めませんね」