稲田防衛相、籠池理事長と食い違う答弁 「出廷記録」報道でどうなる

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最後に会ったのは「2年前」か「10年前」か

   一方、稲田防衛相と籠池理事長との話も全く食い違っている。稲田防衛相が国会で「顧問弁護士も法律相談も受けたことがない」と否定しているのに対し、籠池理事長は「稲田夫妻2人が顧問弁護士で、訴訟代理を受けていただいた」と話す。

   また稲田防衛相は「籠池夫妻とはこの10年間お会いしたこともお話したこともありません」と否定し続けたが、籠池理事長はインタビューで「そんなことはないですね。2年ほど前にお会いしたことがある。そういうことを言わないのはおかしいですね」と反論している。

   稲田防衛相が籠池理事長との昵懇の間柄を強く打ち消そうとするのはなぜか?

   幼稚園時に教育勅語を暗唱させている森友学園の教育方針に批判が集まるなか、8日の参院予算委で稲田防衛相は「教育勅語が言っている日本が道義国家を目指すべきだという精神、それを目指すべきだという考えは今も変わっていません」と話している。

   小倉智昭キャスター「今の防衛大臣の立場から行くと、教育勅語と考え方として共通項があるというのは諸外国に対し言葉として言わない方がいいと思いますがね」。

   道義国家が何を指すのか分からないが、戦前の国家主義的な教育勅語と戦後の教育基本法との区別が明確でなく、戦前回帰のような考えの持ち主が防衛大臣としての資質に叶っているのか疑問に感じる。稲田防衛相は安倍首相夫人と共にそこらを突かれるのを避けたいのかも。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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