韓国・大統領選候補は全員、日本嫌いの面々 振り出しに戻るか「慰安婦問題」合意

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   韓国の憲法裁判所に罷免を宣告され、失職した朴槿恵前大統領が12日(2017年3月)夜、大統領府を退去した。次に前大統領を待っているのはソウル中央地検の捜査だ。刑事訴追される可能性がある。一方、日本にとって最大の懸念は次期大統領選の行方。韓国民の選択によって日韓関係がさらに悪化するおそれがあるとの見方が強まっている。

   「主文、大統領を罷免します」。親友の崔順実被告に国政の介入を許し「国民の信任を裏切った」という理由だ。8人の憲法裁判所判事による全員一致の判断だった。この歴史的宣告を読み上げた李貞美所長代行は、よほど緊張したのかこの日朝、頭髪にピンクのカーラーを巻いたまま裁判所入りした。

   ネット上には「これぞまさに真のプロの姿です」「セウォル号沈没の時に朴大統領がこうだったらどれだけよかったことか」など、セウォル号事故当時ヘアセットに7時間かけ行方が分からなかったとされることへの皮肉の書き込みが溢れた。

13の罪の捜査待ってる

   父親の朴正煕元大統領は暗殺され、韓国初の女性大統領として登場した娘の朴前大統は罷免といずれも任期を全うできなかった。しかも娘を待っているのは収賄や国家機密漏えいなど13に及ぶ罪の捜査。ソウル中央地検は近く、朴前大統領の出国を禁止する措置を取り事情聴取を行うという。

   ただ、罷免に至るまでの混乱は韓国の内政問題。日本にとって注視せざるを得ないのは60日以内に行われる次期大統領選(5月9日が有力視)の行方だ。現在、次期大統領選の有力候補のすべてが慰安婦問題の日韓合意について再交渉を唱えている。

   釜山の日本総領事館前に設置された少女像の対抗措置として、長峰安政・駐韓大使が一時帰国したまま2カ月がたつ。

   司会の小倉智昭が「慰安婦問題でこれをまたゼロに戻すとか言われたら何回やったらいいんだという話ですよね」と吠え、呼応して作家の山本一郎も「これから先どういう日韓関係を築くか真剣に考えないと。何を言われてもおかしくない関係になるのかなと思う」。こちらが冷静に考えても相手が相手だけに激高していては手の施しようがない。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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