サウジ・サルマン国王お供1500人引き連れ来日 日本と経済協力事業へ

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   世界最大の石油産出国・サウジアラビアのサルマン国王(81)が王子、閣僚など1500人を引き連れて12日(2017年3月)来日した。サウジ国王の来日は1971年のファイサル国王以来46年ぶり。

   番組では、持参した特注のエスカレーター式タラップを降りたった桁外れの国王ご一行を追った。

   サルマン国王のご一行は、今月1日から12日までインドネシア・バリ島で休暇を取っていた。随行者は王子25人、閣僚14人のほか、機内食の料理人だけでも150人になる、計1500人。それがそっくりそのまま数十機の旅客機で日本へ移動してきた。

   持参したのは、エスカレーター式タラップのほか、リムジンタイプのベンツ(全長6メートルの5人乗り)、国王愛用の椅子、80インチのテレビ等々。国王は迎賓館に宿泊したが、随行者のために都内の高級ホテル1200室が用意されたという。

   サウジは原油価格の下落から2014年以降赤字に転落し、16年には2970億リアル(9兆2000億円)の赤字に陥った。そこで脱石油依存と経済を多角化する改革を進めており、日本とは将来を見越した多角化のための経済協力関係を築こうという狙い。とくに日本の自動車産業に強い関心を寄せているという。

   サルマン国王は13日、安倍首相と会談。具体的な経済協力事業を盛り込んだ「日・サウジビジョン2030」が打ち出されることになっている。

   司会の小倉智昭は「でもさ~、観光地とかどこへ行くのか分かりませんけど、ハイヤー500台が一斉に行っても日本には駐車するところなどないですよ。そうすると道路が混んじゃって大変なことになるんじゃない」

   小倉は大げさな国王ご一行に迷惑げだが、第一次オイルショックから44年、当時サウジへの経済協力を誰が予想できたか。今度は日本に商機がありそうだ。

文   モンブラン
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