森友学園、小学校設立申請取り下げ、理事長辞任表明 「独演会」のような会見許したメディアの責任も大

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長男、会見かきまわす

   経営する「塚本幼稚園」で開いた会見には、籠池氏のほか長男の佳茂氏が同席して、どういう資格なのかよくわからないまま、度々話に割って入っては持論を展開した。

   鴻池氏についても、「金銭じゃない」(父親は商品券だったといっていたはず)。面談記録や、申請書類の内容を聞いても、それが流出しているのが「けしからん」と話をすり替える。記者が「あなたには聞いてない」と言っても発言を止めず、最後は父親に代わって、「会見を終わりにしませんか」という始末。しかも最後、「全保守の皆さん、日本を愛する皆さん......森友学園をよろしく」という呼びかけで締めくくった。

   これはまた、父親の上をいくような男で、家族の教育だけは行き届いているようだ。先日の府の調査の席で、写真を撮って調査をぶち壊したのは、理事長の妻、佳茂氏の母親だった。手口としては同じだ。

   そして、理事長の後任について籠池氏は、「長女の町浪(ちなみ)にお願いしようと思っている」と話した。幼稚園の教頭をしているという。次の理事長の元でも、引き続き小学校の開設を模索するという。

   司会の夏目三久がボードの前で、「では次です」という。なにか一言コメントが欲しかった。

   しかし、こんな不思議な会見をさせること自体が、メディアの劣化を表している。

文   ヤンヤン
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