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金正男氏暗殺事件のその後

   さて、北朝鮮の金正恩の兄の金正男氏らしい人物がマレーシアの空港で暗殺されてからだいぶ経つ。

   捜査は膠着状態のまま、マレーシアと北朝鮮は国交断絶状態だが、それも殺されたのが金正男氏本人なのか、いまだに特定できないからだ。(編集部注 10日夕、マレーシア警察は『遺体は金正男氏と確認した』と発表した)

   少し前にフライデーが、金正男氏の上半身に黒々と入れ墨がある姿を掲載して、襲撃直後の写真のシャツから覗くヘソ下に入れ墨が見えないため、別人、影武者ではないかと報じた。

   週刊新潮は、マレーシアの新聞が金正男氏とみられる遺体にある入れ墨のイラストを掲載したと報じているが、こうしたところを見ると、マレーシア警察はまだ金正男氏であるという確証はつかんでいないようだ。

   金正男氏の息子・キム・ハンソルを名乗る動画がネット上に公開され、殺されたのは父・正男氏であると語っているが、これとて決め手にはならないのだろう。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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