森友学園問題は籠池泰典理事長の経歴詐称疑惑まで出てきて、とどまるところを知らない。安倍晋三首相は国会でこの問題を野党から追及されるたびに、怒気を帯びたヒステリックな甲高い声をあげて否定するが、一強安倍政権を揺るがすことになるかもしれない。
安倍は野党に対して、この問題を追及する時間をなくそうと、予算編成が終わった後の4月解散を匂わせ、御用新聞に書かせているが、収まりそうにない。
愛媛県今治市の大盤振る舞い
週刊朝日は、安倍と「刎頚の友」である加計孝太郎理事長が運営する学校法人加計学園(岡山市)グループの一つ、岡山理科大が愛媛県今治市から獣医学部用地として払い下げを受けた土地にも疑惑があると報じている。
この土地は広さ16・8ヘクタール、約36億7500万円相当もするものを、タダで提供し、さらに23年まで学校の総事業費192億円のうちの半分を市の補助金で負担するという、至れり尽くせりの大盤振る舞いなのである。