ヤマト・ドライバーに密着してわかったハードな負担 ピークには4分で1個配達し170円!

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   宅配便大手のヤマト運輸が今秋(2017年)にも27年ぶりの全面的値上げを検討している。ネット通販の急増や人手不足でドライバーの負担が半端でないためだ。共働きなどで不在の家も増えて、再配達にも振り回されるドライバーに密着取材した。

   キャリア13年の大岩重利さんは受け持ちの東京江戸川区の一角半径1キロをいつもダッシュだという。午前中に新聞の配送を終えて、取材が密着した日の午後は85個を配達する。1個170円がドライバーの手取りになるが、再配達しても増額はされない。

約8割がネット通販の時間帯も

   午後4時を過ぎると、扱う80%から90%がネット通販の荷物。4時から6時までに回った37軒のうち9軒が不在だった。時間帯指定なのに不在のこともある。翌日に持ち越すと負担になるから、同じ家を3回、4回と訪ねる。午後8時からはもっと忙しくなり、9時までの1時間に14個を配った。1個4分ほどにあたる。

   宅配荷物は国交省の調べで1990年度に11億個だったのが、25年間で37億4000万個に増えた。1回で配達できるのは80.4%、再配達が19.2%あるという。

   司会の加藤浩次「僕もすぐに再配達してと言ったことがある。迷惑をかけたなあ」

文   あっちゃん| 似顔絵 池田マコト
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