国有地を格安で払い下げた大阪府豊中市の森友学園の小学校建設用地にゴミの混ざった土をグランドに埋め戻したという問題で、学園は「地中に埋まったものを地面の中に仮に置いた。きょう28日(2017年2月)から搬出を開始する予定だ」とホームページで反論した。だが、作業した業者は「仮置きというのは地面の上に置くもので、埋めるのは不自然」と指摘する。
豊中市はきのう27日、現場を調査したところ、「仮置き」も1年以上放置されており、本来あるべき表示板もなかった。
司会の羽鳥慎一が「仮置きだとしても、1年近く借り置きしておいて、急に本日から土を搬出するというタイミングはなんなのでしょうか」と皮肉る。
青木理(ジャーナリスト)「常識的に考えると、1回埋めたが指摘されたので、まずいと思ったと思われて仕方ないですね」
産業廃棄物で違法状態
菅野朋子(弁護士)「工事中に出たゴミが混じった土は産業廃棄物です。産業廃棄物処理法がありますので違法状態ですね。大きく取り上げると、初めからゴミ除去しないつもりで減額を受けたということになり、詐欺にもなりかねないですね。」
連日、予算委員会で追及され、払い下げの経緯から幼稚園児の「安倍首相、がんばれ」の連呼など次々に問題が出てくる。
羽鳥「違和感があることころがいくつもありますね」。違和感どころか、疑問や疑惑ばかりだ。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト