金正男殺害の毒物「猛毒農薬」?マレーシア警察はVXガス検出

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   クアラルンプール空港で毒殺された金正男氏の死因について、「けさの朝日新聞朝刊(2017年2月24日付)が『微量のパラチオンメチルが遺体から検出された』と報じました」と、司会の羽鳥慎一が紹介した。パラチオンメチルは日本でも殺虫剤として使われていたが、1971年に「特定毒物」として使用禁止になっている。北朝鮮では生物技術研究院が研究していて、軍の管轄だという。なぜ軍が農薬を研究しているかというと、北朝鮮では政府・軍は部門ごとに食料を自給自足しており、軍は農業生産を増やすため農薬の研究もしているという。

   玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「農薬の研究と毒ガスの研究は基本的に同じことなんですね」

   金正男氏は液体を顔に塗られてもしばらくは歩くことができた。即効性の毒物が使用されていればすぐに倒れるため、空港の警備は厳重になる。遅効性であれば時間稼ぎができる。「パラチオンメチル」であればまさにうってつけの毒物と言えよう。

脱北団体が「亡命政権リーダー」要請

   「あさチャン!」は殺害の理由として「金正男亡命政権構想」を取り上げた。2013年に「国際脱北民連帯」という組織がロンドンで作られ、9か国18団体が傘下にあるという。そのキム・ジェイル事務総長は2014年12月に中国・マカオに押し掛けて金正男氏に会い、「亡命してリーダーになってほしい」と頼んだという。しかし、「リーダーになりたくない。なぜなら亡命政権も世襲になるからだ」と断り、「亡命しても殺される」と暗殺を警戒していたという。

   マレーシアの警察当局は金正男氏の遺体からVXガスが検出されたと発表した。(ちばっち)

似顔絵 池田マコト

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