被害者意識から広がる「オルト・ライト」 白人比率の減少が背景に

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大統領選挙で注目浴びる

   このオルト・ライトの提唱者は、リチャード・スペンサーさん。テキサス州出身の38歳で、9年前からオルト・ライト運動をはじめたそうだ。

   「スーツとネクタイをまとった白人至上主義者と言われていて、ソーシャルメディアを駆使し、スタイリッシュさでも若者を惹きつけている」(鎌倉)

   「人種差別主義者」を自認するスペンサーさんは、トランプ大統領の支持者でもあるといい、長い間、日の目を見なかったというオルト・ライト運動は、昨年の大統領選中に一躍、注目を浴びたそうだ。「ハイル・トランプ」などと、ナチス・ドイツ風にトランプ礼賛の言葉を口にしたことでも、騒ぎになったという。

   アメリカでは、勢いを増すオルト・ライトへの反対運動も活発化し、各地で衝突が起きている。そんななか先月、スペンサーさんは活動拠点を首都・ワシントンDCの郊外に移し、トランプ政権に直接、働きかけるとともに、政界進出も視野に入れているという。

   「私は多くの政治家より優秀で、見た目も頭もよく、魅力的な存在です。(政界に進出すれば)おもしろいことになるでしょうね」(スペンサーさん)

   パトリックさんは揺り戻しを期待するしかないと言うのだが。

NHKクローズアップ現代(2017年2月21日放送 「特集トランプのアメリカ 勢いづく白人至上主義 オルトライトの実像」

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