DNA検査で北朝鮮の発言覆せるか? 血縁関係証明のため長男現地入りの情報

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   マレーシアで殺害された北朝鮮の金正男氏の遺体を巡って、駐マレーシア北朝鮮大使が強硬な発言をしている。「遺体は正男氏ではなく、あくまで北朝鮮の『キム・チョル』だ」と主張し、遺体の引き渡しを求めている。マレーシアの警察当局は「一番近い家族に渡せるのが優先だ」と拒否している。北朝鮮とマレーシアは1973年に国交を結び、北朝鮮の人たちがビザなしで訪問できる友好国だったが、マレーシアも駐北朝鮮の大使を召還し険悪な関係になっている。

   きのう20日(2017年2月)の夜、長男のキム・ハンソル氏がクアラルンプール国際空港に到着したという報道があった。地元メディアでは「未確認」としているが、けさ21日(2017年2月)の産経新聞によると、「DNA検査で血縁関係を確認する」と報じている。もし、DNA検査が行われると、北朝鮮の主張が一気に崩れる可能性が出てくる。

   コリア・レポート編集長の辺真一氏は「北朝鮮が遺体を渡せというのは、死因は毒殺ではなく心臓マヒだと対抗手段として、確保しておきたいからでしょう」と見る。

暗殺恐れ英国留学を断念した長男

   英国メディアによると、正男氏親子は中国から「暗殺の警告」を受けていたという。かなり前から工作員による暗殺の危険性を指摘し、マカオから出ないように警告していた。そのため、ハンソル氏は昨年9月(2016年)にイギリスのオックスフォード大学への留学を断念していた。マカオの自宅周辺は中国の武装警官が警戒していた。金正男氏は警告を無視してマレーシアに行ったのか。

   菅野朋子(弁護士)「息子さんの方が警戒心が強かったのでしょうか」

   司会の羽鳥慎一「遺体の引き渡し、DNA鑑定の関係などを巡って、これからどこまで解明するのか」

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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