「逃げもウソも許さぬ怖い」百条委員会 あす設置、石原氏、浜渦氏ら召喚へ

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   元東京都知事の石原慎太郎氏が都議会の百条委員会に召喚されることになりそうだ。豊洲市場の用地移転の経緯などを検証するためで、あす22日(2017年2月)の本会議で正式に設置される予定だ。石原氏はきのう20日に「どこへでも行きますよ」といっている。一方、小池百合子知事はきのう都庁を出るさいに報道陣に「百条委員会設置が合意されましたが、一言お願いします」と聞かれると、なにも答えなかったが満面の笑みだった。

   百条委員会は地方自治法100条に基づいて行われる特別委員会で、正当な理由もなく出頭や記録の提出を拒んだり、うその証言をしたりすると、罰則を科されることがある。2005年に当時の浜渦武生副知事が議会答弁を巡って偽証したと認定され、石原知事に更迭された。2012年には猪瀬直樹知事が5000万円受領問題で百条委員会の設置が決まった翌日に辞職した例もある。

豊洲移転の経緯など焦点

   今回の百条委員会の主な問題は「移転先を豊洲に決定した経緯」「東京ガスと土地売買の交渉の経緯」「豊洲の土壌汚染対策の経緯」「盛り土が行われなかった経緯」の4つと見られている。

   証人として誰が呼ばれるのか。元都庁職員の佐々木信夫・中央大学教授は「石原、浜渦両氏と都職員、東京ガス関係者ら30人くらい」とみている。

   司会の羽鳥慎一「どこまで突っ込むかということですね」

   青木理(ジャーナリスト)「議員側の力量も問われますね。石原さんは、浜渦さんらに丸投げしていたわけですが、だからといって責任がないということではありませんね」

   羽鳥「うそをつくと偽証罪ということになりますが、知らないとか、記憶にないとかで通っちゃう。そこをどう追及できるか」

   表の石原、水面下で活躍した浜渦。2人の出席で豊洲問題は大詰めを迎えそうだ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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