ホワイトハウスの権力闘争に敗れた?
また、フリン氏は安全保障担当の大統領補佐官で、国家安全保障会議の理事になる。そこにスティーブン・バノン首席戦略官が常任委員として入った。「ホワイトハウスは朝から晩まで権力闘争。いかに大統領に近づき他を蹴落とすかの競争」。「影の大統領」と言われるバノン氏との争いに敗れたのが、辞任の一因だという。
報道はまた、トランプ大統領が複数の側近に不満を漏らしているとも伝えている。スパイサー報道官の名前も上がっている。大統領就任式に集まった人の数が少ないと報じた時、ムキになって「これまでで最大だった」とやった男だ。大統領は、会見でも受け答えや態度に不満があると言っているという。
プリーバス首席補佐官についても、後任の人選を始めたと伝えている。
権力に慣れるには時間がかかる。トランプ氏の周りに立って拍手しているだけではダメ。といって、踏み込みすぎると「首だ!」となりかねない。これではなかなか人材は育つまい。
文
ヤンヤン