安倍・トランプ両首脳の親密ぶりをアピールした首脳会談の裏舞台で、昭恵夫人をもてなすはずのメラニア大統領夫人の常識破りの挙措がアメリカのメディアから批判を浴びている。
安倍首相と共にワシントンを訪れた初日、昭恵夫人は聴覚障碍者のための大学などを訪れた。ホスト国のファーストレディーが付き添うのが恒例だが、メラニア夫人は役割を放棄? 姿を現さなかった。
そこで矛先がメラニア夫人に向けられ「メラニア夫人は?」(NBCニュース)、「昭恵夫人はワシントンで一人ぼっち」(CNNニュース)、「外国首脳の配偶者に付き添うのはファーストレディーの役目。メラニア夫人は伝統を破った」(USA TODAY)と批判の集中砲火。
胸元開いたワンピースにサングラス
場所をフロリダに移動した2日目。昭恵夫人とツーショットで現れたメラニア夫人の服装がまた奇抜だった。アメリカの有名ブランド「カルバンクライン」がデザインした胸元が開いた白のワンピースにサングラスといういで立ちだった。
アメリカで取材するフジTVの川原浩揮ディレクターによると、現地のメディアは「昭恵夫人の落ち着いた服装が分別を感じさせたのに対し、メラニア夫人は体ピッタリの白い服にサングラスを付けるなんて、とてもじゃないけど大統領夫人には見えない」と酷評したという。
スロベニアの人口5000人の田舎町からファーストレディーとして世界の檜舞台のおどりでたメラニア夫人。外交儀礼などは無縁の存在だったのだろう。サブキャスターの菊川怜は「まさか夫が大統領になるとは思わなかったんでしょうね」とかばっていた。
夫婦ともども、これから国際外交の常識をどう学んでいくか世界中の視線が集まっている。