なぜか歴代法相に多い失言癖
法相が物議を醸したことはこれまでもあった。2004年の第二次小泉内閣の南野知恵子氏は、「初心者でございます」と笑って、「初心者を大臣にするなよ」とやられた。答弁できないこともあったが、第三次小泉内閣まで務めた。
民主党では2010年、柳田稔氏が「法相は楽でいい。二つ覚えておけばいいんですから」と、「個別の事案については、答えを差し控えます」「法と証拠に基づいて適切にやっております」と暴露して8日後辞任に追い込まれた。
鳩山邦夫氏は07年、講演で「私の友人の友人がアルカイダなんです」と話して、物議を醸した。
夏目三久「偶然が重なっているのかもしれませんが、法務大臣だけがなぜ?」
牧嶋博子(TBS解説委員)「国民生活に直結する職務が少ないので、華やかさに欠けるということで、近頃は初入閣ポストのようになっているが、非常に重要なポストです」と権限を並べてみせた。「死刑執行命令」「検察庁への指揮権」「外国人の在留、永住許可」......
牧嶋「人の運命を左右するような役割ですから、あまりにお粗末だと、任命した人の責任になるかも」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト