日米首脳がきのう(米国現地時間2017年2月11日)、ゴルフざんまいの一日を過ごし蜜月ぶりをアピールした。トランプ大統領は事前に「ゴルフ中にハードな話をしよう」と、安倍首相にもちかけていたともいう。2人はどんな話をしたのか。
蜜月ぶりは、ワシントンでの首脳会談の冒頭から記者団を前に19秒間もずっと握手し、最後はカメラの方を見てと言われたのを勘違いした大統領が安倍首相を見つめ続けるおまけまでついた。ゴルフ場つき別荘のあるフロリダに飛ぶ大統領専用機に乗る前でも夕食会でも、2人は触れあわぬばかりのアツアツぶりだった。ゴルフは午前中に18ホール、午後に9ホールを回り、夕食会場との間は車内で通訳を除けば2人きりとなった。
自動車貿易、為替の話は出ず
早大の中林美恵子准教授は「ものすごく異例なこと。日本側はドキドキしていたろうと想像されます」
ジャーナリストの山口敬之氏は「最も濃密な会話をしたそうです。大統領がアジア情勢を相当勉強してきたことがにじんでいたらしい」と話す。世界情勢の話が中心で、自動車貿易や為替の問題は出なかったという。政府関係者はほっと胸をなでおろした模様で「戦後一番うまくいった会談」との感想も出た。
司会の羽鳥慎一「これがいいのか悪いのか、今後を考えるとわかりません」
うまくいきすぎて後が怖いという声もあがっているそうだ。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト