万引客の写真を貼り出す店がまた現れた。今度は東京・台東区のメガネ店で、フレーム7本21万円相当を盗んだとして男の画像をホームページに公開し、「15日までに品物を返還するか弁償しなければネットに拡散させ、3月1日からはモザイクなしの画像でなく映像を流す」としている。
映像には男が棚からフレームをとり、店から出るところまでが映っており、男が消えると棚のフレームも消えていたという。店の社長は「いじわるではない。覚悟をきめて出て来てもらいたいだけ。逃げ得はさせない」と話す。
被害大きい店側
大阪の鮮魚店では「私は万引きしました」と書いた札をさげた男3人の写真が張り出された。「警告」として、万引きは「警察に通報せず、写真を店内にはらせていただきます」と掲示もある。4年前からやっているそうで、店長は「1万円を払うか、払わないなら写真を店内に貼りだすと話し、本人の了解を得た」と話す。
飯村真一リポーター「2つの店とも小規模で、売り上げに対する被害は大きいそうです」
やり過ぎれば恐喝罪
司会の羽鳥慎一「賛否がありますね」
街で聞くと、「店の気持ちはわかる」「悪いことなのだから本人は何も言えないだろう」という声の一方で、「やりすぎだ。買いに来るのをやめようかと思った」「ネットに流せば映像が世界中に回る」といった反対もあった。
住田裕子(弁護士)「犯人探しや防犯のメリットとともに、本人の名誉とのバランスが違法かどうかのポイントになります。やりすぎれば恐喝罪にあたる可能性もある」という。
羽鳥「最終的には裁判所が判断することです」