米PGAツアーのフェニックス・オープンで5日(2017年2月、日本時間6日)、松山英樹(24)が通算4勝目をあげ、日本人最多となった。同オープンは2連覇、しかも2度ともプレーオフを制した。松山は今シーズン2勝で、賞金ランクでも1位になった。マスターズへの期待が高まる。
昨日の最終日、首位に4打差の3位でスタートした松山は、1イーグル、3バーディーでトップに追いつき、最終17アンダー。これも追い上げてきた12年の全米オープン覇者、W・シンプソン(31)とのプレーオフになった。息詰まる熱戦は4ホール目、松山がバーディーを決めて終わった。
松山は、「自分でも信じられないくらいいいプレーができているので、本当に嬉しい」と話した。そして「(4月の)マスターズまでにいい流れでプレーできるようにしっかり準備したい」と。
賞金ランキングでも1位、マスターズへの期待高まる
これで賞金ランキングでも、4億9000万円で堂々の1位。昨年10月の日本オープン以降、9試合に出場して5勝、2位が2度なんだから、まあ当然だろう。
また、フェニックス・オープンを連覇した選手はわずか5人。名前を見ると驚く。ベン・ホーガン(1946、47)、アーノルド・パーマー(61、62、63)、ジョニー・ミラー(74、75)......レジェンドがずらりだ。
これまで日本人最多勝だった丸山茂樹さんは、「日本にも本物のスーパースターが出てきた。メジャー優勝も十分チャンスがある」という。
松山の強さを、プロゴルファーの深堀圭一郎さんは、「体の強さ、軸がぶれない」という。以前よりさらに安定していると。松山はこの1年、体幹を鍛えるトレーニングを続けていた。その成果だろうと。「マスターズでも、上位5人に残って戦えるだろう」と期待する。
石井大裕「笑顔で、いいプレーができていると......」
夏目三久「その秘密は、あの筋トレと柔らかさ。しなやかな筋肉なんでしょうね」
石井「マスターズが楽しみです」