都議選の前哨戦といわれた東京千代田区長選がきのう5日(2017年2月)投開票され、小池知事の応援を受けた石川雅己氏が自民党推薦候補に3倍・トリプルスコアの大差をつけて圧勝した。都議会のドンとされてきた内田茂都議の地元で旧来政治の改革を掲げる小池人気の勢いを示し、「自民党に衝撃が走っています」(司会の羽鳥慎一)という結果になった。
投票率は53.67%と前回2013年選挙を11ポイント上回る関心の高さで、石川氏の得票は1万6371票と前回の倍に膨らんだ。自民党が現職閣僚や国会議員を応援に繰り出した与謝野信氏は4758票に終わった。小池陣営は選挙期間中からダブルスコアでは不十分で、トリプルスコアをめざせとはっぱをかけていた。
6月末告示の都議選にも影響
「代理戦争などと言われますが、その通りです」と自民党との全面対決を打ち出した小池知事は、1週間の選挙期間中4回応援に駆けつける力の入れ方だった。当選にわく選挙事務所で「新たなステップ、一歩になった」と自信を見せた。
テレビ朝日政治部与党キャップの中丸徹記者は「選挙結果のインパクトは大きい。自民党はあまりにも差が開いたのでどうしようという状態だ。小池知事とことをかまえたくない一方で、当落線上にいる都議がどういう行動をとるかが問題です」と話す。
都議選は6月23日告示、7月2日投開票される。
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あっちゃん| 似顔絵 池田マコト