代理戦争は小池都知事の圧勝 自民は小池旋風に打つ手なし

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   小池都知事vs都議会のドンの代理戦争といわれた東京・千代田区長選の投開票が5日(2017年2月)行われ小池都知事が支援した現職区長の石川雅己(75)が次点に3倍の差をつけ圧勝した。

   都議選の前哨戦といも言われた今回の区長選だが、ゲスト出演した時事通信特別解説委員の田崎史郎は「小池さんの勢いには自民党も打つ手なし公明党も危うい」と都議選での小池圧勝を占った。

   千代田区長選の開票結果は、石川雅己氏が1万6371票、新人の与謝野信氏(41)が4758票、同じく新人の五十嵐朝青氏(41)が3976票で、有権者4万7269人の投票率は前回よりも11.46ポイント上げ53.67%だった。

   前回の区長選で石川雅己氏の得票数は8287票だったのに比べ今回は倍増しており、8000票以上は『小池効果』の集票力。小池知事が、自民党との代理戦争を前面に押し出し小池グリーン一色の選挙戦を展開し、自ら4回も応援に駆け付けた。

応援演説に立たなかった都議会のドン

   一方、千代田区は、小池知事と対立する都議会のドンといわれた自民党都連前幹事長の内田茂都議(77)の地元。与謝野信を支援するはずが一度も応援演説に立たなかった。

   内田都議によると「『都知事選の影響を持ち込みたくない』と本人が言っているので、そういう選挙にしてあげたい」というのが理由。その与謝野信は歌人の与謝野晶子の曾孫に当たるが、この効果もほとんどなかったようだ。

   小倉智昭キャスターが「都議選までに小池さんは自民党を離れることはありますかね」と尋ねると、田崎は「それはないでしょ。今回の区長選でも自民党の6割を押さえている。自分でわざわざ手放すことはしない。一方、自民党も怖くて手放すなどできない。悪者になるだけですから」。

   圧倒的多数にあぐらをかいてきて挙句、小池知事に伏魔殿と揶揄された自民党都連の自縄自縛といったところだが、追い風に乗った小池知事側は都議選でこれまで40人前後の候補者を立てる予定を変更し、過半数(64人)の候補者を立てる戦略という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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