知ったらぞっとする「週刊ポスト」素朴な疑問調査!75歳オーバーのタクシードライバーどのくらい?
この日本は鴨長明の「方丈記」を持ち出すまでもなく、天変地異の多い国である。長明はしたがって、家などにカネをかけ飾り立てるのはムダだといっているが、火災保険や地震保険があるから安心だと思い違いしている人も多いに違いない。週刊現代は糸魚川で起きた大火災で被災した人たちの声を聞きながら、火災保険について考えようという特集を組んでいる。
<全焼か半焼かでも大きく違うが、古い火災保険は年数が経てば出る保険金も下がってしまうのだ。だが、今の火災保険には「再調達価額契約」というのがあり、古い家でも「今、その建物と同じものを建てたらいくらかかるか」という考え方で保険金の支払い上限が決まる。
この保険が現在の主流だそうで、各社が競って商品を出している。
これらの場合、例えば東京都内に立つ築20年、新築時の建物価格が3000万円の一軒家であれば、家財補償も付けて年額4万~5万円(5年契約)が標準的な保険料となる>(週刊現代)
これに地震保険をつけておけば、万全とはいかないまでも、もしもの時はかなり助かるはずだ。今すぐ入っておくにこしたことはないだろうが、先立つものがなあ。
お次は週刊ポストの素朴な疑問特集。今週は75歳を超えるドライバーの死亡事故率は2倍になるという警察庁の発表を受けて、ではタクシードライバーにはどれぐらいの75歳オーバー運転手がいるのかと調べてみた。
大手のタクシー会社に聞いたが、どこもハッキリした答えはなかったようだ。そこで週刊ポストが独自に調べると、東京地区では75~79歳の運転手は2万522人。80歳以上も442人いる。大阪地区は75歳以上が1万416人で、個人タクシー運転手の1割以上が75歳オーバーだそうだ。08年からの道交法改正で「もみじマーク」の掲示は努力義務になったからタクシーに貼ってあるのを見ないが、もし貼っていれば相当な数のタクシーが「もみじマーク」になる。
1月30日から東京のタクシーの初乗りが「約1キロ380~410円」になった。高齢者が気軽に乗れるタクシーという考えはいいが、運転するのも乗客も高齢者ばかりということになりかねない。それに、私も含めて年寄りは短気である。目も耳も不自由になっているのに、ちょっとしたことでカーッとして無茶な運転をしないように心がけてもらいたいものだ。