今年(2017年)夏の東京都議選の前哨戦といわれる千代田区長選に小池知事が推す現職の石川雅己区長と無所属の五十嵐朝青氏、自民党が推薦する与謝野信氏の3人が立候補した。石川氏の応援に駆け付けた小池知事は「東京大改革のためにぶっちぎりで勝たせてください」と呼びかけた。与謝野氏の応援には自民党に石原伸晃・経済再生相や丸川珠代・五輪担当相といった現職閣僚や衆院議員が顔を出し、小池陣営対自民党の「代理戦争」の様相がますます強まった。
司会の夏目三久「第一声から見られる戦略とは?」
与謝野陣営、代理戦争を否定
小池カラーのグリーンのネクタイをしめた石川氏は実績と「東京大改革のため」をアピールし、小池知事にエールを送る河村たかし名古屋市長も応援に加わった。与謝野氏は「代理戦争ではない。汚いものを持ちこまないで」と演説する一方で、おじの与謝野馨元衆院議員の支持者らをぬかりなく回った。陣営は小泉進次郎衆院議員にも応援を求めたが、現れることはなかったという。
龍崎孝(元TBS政治部長)「この選挙は小池知事の人気がどれだけ継続しているかのバロメーターになるので、ぶっちぎり発言はそこから出た。私の人気投票よと言ったも同じです」「これに対して小池知事対自民党の構図にされないようにというのが与謝野陣営の戦略です」
投開票は2月5日に行われる。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト