男性保育士が女児の着替えに「賛成? 反対?」 番組アンケートにはOK多数

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   まだまだ数は少ないが、確実に増えている男性保育士。この役割を高めようと、千葉市が打ち出したプランに、「女児の着替えはさせないで」という声が上がり、論争になっているという。「スッキリ!」は、これに視聴者アンケートをやったが、結果はまともなものだった。

   発端は、千葉市が先週木曜(2017年1月19日)に発表した「男性保育士活躍推進プラン」。 男性保育士が活躍することで、男性の子育て環境が醸成され、保育の質の向上や子どもの健全な成長にもつながる、というのだが、実は背景があった。

千葉市の推進プランに反対ツイッター相次ぐ

   熊谷俊人・千葉市長がツイッターで、「女児の保護者の『うちの子を着替えさせないで』要望が通ってきた等の課題が背景にあります(市内で実際に保護者からあったという要望)」として、これに市長は、「男性保育士の活躍の場を制限したくない」と明快に主張した。

   ところがこれに、ツイッターが続々。「性犯罪の加害者の9割が男性だと考えたら、考慮する理由になる」「娘を案じる母の気持ちは当然」「男性保育士さんに警戒するのは仕方がないのではと思います」と反対意見が出たのだ。

   逆に、「現場は忙しいのです。そんな馬鹿なことを考えている時間も余裕もありません」「男性だからできることは多い。助けられている」とこれは、女性保育士の声。中には、「(夫が単身赴任で)男性保育士に父親のような役目をしてくれたらいいな」なんていうのもあった。

   熊谷市長はさらに、「社会が考慮するに足る理由なしに、性による区別をすることは差別です」と乗り越えるべき課題だとした。

男性保育士は全体の7%

   厚労省によると、全国の保育士の数は、女性約40万人に対して、男性は約2万8000人で、全体の7%に過ぎない(2013年)。徐々に増えてはいる。

   街で聞いてみても、「気にならない」という声の一方で、「頼みたくない」という声はある。賛否、理由は様々だ。

   加藤浩次「いろんな意見が出てきて、僕はちょっとびっくりした」

   2児を持つ大沢あかねは、「年齢が行くと多少は気になる。男と女で受け止めが違って、男親はなんとも思わないかも」

   「スッキリ!」が都内の7つの保育園に聞いた結果では、うちの3園で保護者から、女児の着替え・オムツ交換を「させないで」「するんですか?」という声があったという。これに対して園は、「信頼して採用・勤務している」「男女関係なく1保育士として保育」と答えたという。

   その一方で、保護者からの要望はないが、基本的に男性はオムツ交換のない幼児クラスにしている園もあった。

   ここで「スッキリ!」投票を試みた。「男性保育士は女児の保育でどこまで?」を、青「着替え・オムツOK」、赤「着替えOK・オムツNG」、緑「どちらもNG」のボタンで聞いた。

   アンケート結果は、青57958、赤19189、緑6564と、「どちらもOK」が圧倒的で、視聴者は常識的だった。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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