嘉門達夫はどうだった?
一方で、嘉門達夫さん(57)のように、端からパロディーだとどうなのか。91年の替え歌メドレーは80万枚もの大ヒットになったが、問題は一つもなかった。
ただし、権利を持つ出版社に、歌詞のどこをどう変えるか示して、OKのものだけをCDにしたという。手続きは踏んでいたわけだ。嘉門さんは、「曲を使って全く違うことを言うのはOK」なのだという。
では今回はどうか。
加藤浩次「CD化するとこういうことが起こっちゃう」
松嶋尚美「そんな問題かなと思う。だってあまりに有名な歌だから、誰でも気づくでしょう、パーマ大佐のセリフだと」
弁護士の見解は、改変には当たらないのではという。パーマ大佐は付け加えただけ。ポイントはパロディーと分かるかどうか。それが馬場さんにマイナスになるかどうか。もう一つ、この曲がアメリカ民謡で、馬場さんは翻訳者。しかも翻訳部分は改変されていないと。
加藤「パーマ大佐が足して、熊がすげえいいヤツになった」(笑)
宇野常寛「気になるのは、馬場さんがはじめこの歌を自分の歌だと主張していたこと。僕は原曲へのリスペクトは十分あると思う」
加藤も「パーマ大佐もこのネタを一押しにしてきたからね、できないと大変」と、せっかく芽が出た芸人に水をぶっかけたことに何やら気色ばんでいる。
坂口孝則「この程度は認められるべきじゃないか」
加藤「ね~」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト