「タイムマシーンのような映画」と監督
片渕監督は、「すずさんと一緒に体験して、時代を感じとってもらえたら。タイムマシーンですずさんの横に立ってもらう映画だと思います」という。
今、映画に出てきた場所を訪ねて、呉を訪れる人が増えたという。観光案内所も、「片隅に」のロケ地マップを作っている。呉に住んでいるが、地図を頼りに街を歩くという家族もいた。
都内の広島アンテナショップでは、映画とコラボした日本酒の「千福」が品切れ状態になった。「この世界の片隅に」のタイトルと主人公すずのイラストがラベルになっているのだが、発売当初は月に10本程度だったものが、100本以上になって、製造が間に合わない状態だという。
映画を観たという加藤浩次。「日常を描いている分、戦争の怖さというのがすごい伝わってくる。それと、すずさんの声をやったのんさんがすげぇ」
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト