新天皇即位と新元号開始は別の日に? 退位は2018年天皇誕生日を検討

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   天皇陛下の退位をめぐり、新天皇即位と新元号を2019年1月1日の同じ日にすることは困難だと、宮内庁の西村泰彦次長がきのう17日(2017年1月)、明らかにした。「1月1日は皇室にとって極めて重要な日で、天皇、皇后陛下は様々な儀式・行事を心を込めておつとめになっています。そういった状況から仮に譲位ということになっても、1月1日に設定するのは難しいのではないか」と述べた。

「改元は越年、2019年1月1日」案、政府内に浮上

   実際に1月1日は午前5時半の「四方拝」から午後2時半の「祝賀の儀」まで分刻みのスケジュールが埋まっており、両陛下は三権の長や各国大使ら約650人と挨拶される。この上に大きな行事を設定するのは難しいということだ。

   では、新元号はどうするのか。政府内では2019年1月1日に皇太子さまが新たな天皇に即位し、その日から新元号を適用する案が浮上していたが、藤森祥平アナがけさ18日(2017年1月)の東京新聞の「天皇誕生日(18年12月23日)に退位 検討」という見出しの記事を紹介した。

   それによると、「政府は、天皇陛下の退位の時期について2018年(平成30年)12月23日の天皇誕生日とする案の検討に入った」という。皇太子さまの即位は即日か翌日が想定され、改元は越年し、19年1月1日から新元号を適用するというものだ。「もしこれが実現しますと、天皇の退位と新しい元号の開始が別々のタイミングになりますね」

   牧嶋博子(TBS解説室長)「元号法では即位と新元号が同日である必要はないんです。元号を改める時期については、政令で定めることができるとなっています。即位と新元号が別にすることも十分考えられますが、まだまったく議論もされておらず、これからの議論ですね」

   とはいえ、再来年(2019年)のこと、そうゆっくりはしておられまい。

一ツ石

文   一ツ石
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