最年少勝利の「天才」棋士育てた「詰め将棋」 14歳・藤井聡太四段の素顔

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5歳から詰め将棋、10年毎日やった努力家

   藤井君は愛知県瀬戸市で生まれ育った。会社員の父と母、高校生の兄がいる。数学や体育が好きで、テレビやゲームには興味がないという。家庭でのやり取りなどはごく普通だ。ただし、学校から帰ると、すぐに将棋盤に向かい、休日は7時間以上のときもあるそうだ。

   5歳のときに大好きな祖父から将棋を教わった。通った将棋教室では、課題の詰め将棋に飽きることなく取り組み、「一生懸命で、本当に早くこなした。全部解いたのは後にも先にも藤井君一人です」と指導者をうならせた。5歳から詰め将棋を10年、毎日こなした。「直観は詰め将棋で養われたのだろう」と見る脳科学者もいる。

   プロ棋士になった今も詰め将棋は続けている。サインを求められた映像では、自作の詰め将棋問題をさらさらと書いて、横に名前を添えていた。将棋以外で得意なことを聞かれると「1位が詰め将棋で、2位が将棋」と答える。3位を聞かれて、しばし考えてから「詰め将棋を作ることです」

   同じ質問を伊東キャスターが加藤氏に聞いた。クラシック音楽、旅行ときて、3位が「負けた将棋の研究」だった。「藤井君は将棋一本ですが、私は音楽とかで成功している。二派ありますね」

   伊東「いろいろな人生経験を積み重ねながら、好きなものを開花させていく。そこを刺激させるということですね」

   天才が新たな天才を語る。興味のつきないドラマがそこにあった。

あっちゃん

*クローズアップ現代+ (1月16日放送「最年少VS.最年長~"天才"少年棋士 鮮烈デビュー~」)

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