どっぷりとスモッグに覆われた中国で、さまざまな現象が起きている。
司会の菊川怜「スモッグが少女に思いもよらぬ事態をもたらしました」
北京の小学生がスモッグでバス停を見分けられずに、間違ったバスに乗り、約1000キロ離れた安徽省まで行ってしまったという。迷子に警官が気づき、少女はパトカーで北京まで送り届けられた。
高層マンションから見おろす下はスモッグが雲海のようにびっしり。各地で道路も閉鎖され、渋滞や事故も多発している。人々はマスク姿で街を歩く。それでも広場で踊る人には「死んじゃうぞ」の声がかかり、「ほっといて、あっちいって」と言い返す姿もかすむ。体育館にドームを設置して濾過した空気を送り込む装置もある。
未来の中国人、「鼻毛伸び放題」とネットで風刺
いま話題なのが、ネット投稿された「鼻毛伝」というタイトルの画像。未来の中国国民ということで、人々は黒い鼻毛が伸び放題、鼻毛用のシャンプーや美容室もある。犬まで鼻毛が伸びる。環境保護団体が制作し、最後は「あなたがスモッグを変えなければ、スモッグが貴女を変えるだろう」で締めくくる。
司会の小倉智昭「子供が学校に行けないで迷うことがあるのかね。あれだけ国家権力が強い国でどうして統制がとれないのだろう。炒めものをするなとか、バカなことを言っている。だれがスモッグを垂れ流すのだ」
排煙を吐き出す工場や発電所の映像が映し出された。
菊川「中国もこれだけの大国になったのだから何らかの行動をとってほしいですね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト