調査の正当性にも疑念が
今回調査で数値が上がったのは、3つの可能性が考えられるという。1つは地下水の水位の変化。豊洲の地下にある「地下水管理システム」が去年の10月から稼働したことで、汚染水を吸い上げた可能性がある。2番目は、採水方法のミス。土の粒が入った場合。3つ目が、調査会社が変わったこと(過去8回の会社と違う)。基本的には変わらないはず、というが、「採水の仕方はいろいろある」「結果も変わりうる」ともいう。
したがって、今後の追加調査では、専門家会議のメンバーが立ち会い、複数のチェックをしながら行われるという。これまでは結果の数字だけを見ていた、ということか。
これで加藤浩次がキレちゃった。「納得できない。管理システムが動き出したら、ヒ素、シアンまで、これ、ダメだよ。会社が違うからというなら、調査の意味ねーじゃんと思っちゃう」
橋本五郎「専門家がわからないという。だったら、安心できるまでやってほしい」
築地からの移転は、最短でも今年の年度末、とされていたが、今回の結果で、さらに1年3カ月延びる可能性があるという。18年冬から19年春だ。それどころか、豊洲そのものを見直す事態になるかもしれない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト