最強の寒波が襲来した週末は、北日本を中心とした大雪の影響からスリップ事故で4人が死亡、300人以上がけがをした。きょう16日(2017年1月)も日本海側を中心に大荒れの天候が予想される。
司会の夏目三久「混乱が広がりました。この寒さ、いつまで続くのでしょうか」
きのうは気温も下がり、北海道の陸別町でマイナス29度。青森県酸ケ湯温泉の積雪は24センチを記録した。新潟市新津地区の積雪68センチは平年の4倍に達した。京都で行われた全国都道府県対抗女子駅伝はコース途中で猛吹雪にさらされ、選手の姿が一時かき消えるほどだった。
京都市内も積雪14センチ、広島市ではここ30年で最多の19センチ。名古屋では除雪作業者に乗用車が追突する死亡事故が起き、広島でスリップによる18台の玉突き事故が発生した。
16日いっぱい警戒を
雪の積もった群馬県沼田市にいる北川雄太リポーターは「けさも寒くなっています。歩くと膝下まですっぽりうずまります。新聞配達の人は時間が倍かかると嘆いていました」と声を震わせた。電線が雪に覆われ、信号にはツララが垂れさがっていた。
気象予報士の井田寛子によると、寒気はきょうも居すわりそう。マイナス42度の寒気が東北地方にかかり、マイナス36度の寒気が北陸に引き続き流れ込む。雪は北陸の山沿いで80センチ、関東甲信で60センチ、北海道で30センチと予想される。井田は「きょういっぱいは警戒が必要です」と呼びかけた。