無理な繁殖で広がるペットの遺伝病 あなたの犬は大丈夫?

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トイプードルに多い失明

   鎌倉千秋キャスターは「遺伝病はこれ以外の人気犬や猫にも数多く存在しています。今一番人気の犬のトイプードルに多いのは失明。また猫で一番人気のスコティッシュフォールドは折れ曲がった耳が大人気なんですが、実はこの折れた耳自体が骨の異常ということなんです。遺伝病のことを私たちはあまりに知らずにいます」と嘆く。

   結局、無知な飼い主の要望に応えブリーダーが大量に繁殖させ、ペットショップが大量に販売する仕組みに問題がある。獣医師も「この仕組みが病気の動物を市場に出回りやすくしている」と指摘する。

   では、どうすれば遺伝病に苦しむペットを増やさないで済むか?

   ゲスト出演した目の見えないミニチュアダックスを飼っている映画監督の森達也は次のような指摘をした。

「市場原理に対して僕たち飼う側がどう対抗するか、一人ひとりリテラシーを持つこと、つまり賢くなることですね。何より流行に過熱しない。みんなが飼うから私も飼う。それがどうも強い国。そこの意識を少し脱すればペットに対しての見方も、飼い方も、付き合い方もずいぶん変わるんじゃないでしょうか」

   ペットブームが高じ、知らぬ間にペットの間で遺伝病が拡大する。ブリーダー、ペットショップ、飼い主が一緒になって作り出している遺伝病の闇をなくさないとペットが可哀想だ。

モンブラン

クローズアップ現代+(1月11日放送「あなたのペットは大丈夫!?~追跡   ペットビジネス、遺伝病の闇~」)

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