カップ焼きそばと言えば、ソース味が定番。マヨネーズを吹いたりするのもほぼ定着した。これにもう、ミスマッチなんてもんじゃない、とんでもないものが登場した。
驚くなかれ、明星食品からバレンタインデー向けに今週(2017年1月第2週)発売されたのが、「一平ちゃん 夜店の焼きそば チョコソース」。「焼きそば感をできるだけ減らして、スイーツ、チョコよりの味わいにしている」ってどういうこと。塩ベースのソースに、ビターなチョコソースをかけ、さらに、チョコキューブをトッピング。
加藤が「エーッ」という。
ライバルの「ペヤング」も16日(2017年1月)、「チョコレートやきそば ギリ」を売り出す。チョコ味ソースに、乾燥いちご、クルトンをトッピングする。他にも「一平ちゃん ショートケーキ味」なんてのもあって、マヨがバニラ味、いちご・砂糖菓子のトッピング。
ネットの反応は、「意外とおいしい」「ま、まずい」「一口でギブ」など賛否入り乱れたが、明星食品の松川賢一さんは、「昔から、みたらし団子は好まれた味わい。そのあまじょっぱいをキーワードにしました」という。
カップヌードルには「抹茶仕立て」登場
次に45周年になるカップヌードル(日清)。味は100種類以上というが、これに史上初、「抹茶仕立て」が登場する(1月23日発売)。スープはシーフード味だが、これに抹茶風味をプラス。さらに麺にも抹茶を練り込んだ。日清食品は「茶そばからの発想だ」という。「いける味に仕上がった」と自信を示す。
で、いよいよ試食だ。加藤はチョコ味焼きそばで、あまり乗り気でない表情だったが、「チョコの匂いだ」と一口食べて、「ははは、食べれないことないね。なんじゃこりゃとはならない」。同じものを食べた松嶋尚美も戸惑い気味だが、「やきそば感はない。麺の固さもちょうどいいね」。
とにかく2人ともパクパクと進む。松嶋「いい感じ。口の中でおかしい」。加藤は「あ、俺嫌じゃないわ」
「抹茶仕立て」を近藤春菜が一口食べて、「うんまい。おいしい。あまり抹茶じゃないんで、香りがいい」。
ま、売れるかどうかは、続けて食べる気になるかどうか。「嫌いじゃない」くらいがちょうどいいのかも。