『進撃の巨人』手がけた編集者、妻殺害容疑で逮捕 4人の子どもの「イクメン」父

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   「こちらに並んでいるのは累計発行部数6000万部の大ヒット漫画『進撃の巨人』です。この作品を手掛けるなど敏腕編集者と知られた講談社の編集次長が妻を殺害した疑いで逮捕されました。4人の子どもの父として円満に見えた夫婦、いったい何があったのでしょうか」と司会の夏目三久が伝えた。

   逮捕されたのは東京都文京区の韓国籍、朴鐘顕容疑者(41)で、昨年(2016年)8月9日に妻の佳菜子さん(当時38)の首を圧迫して殺害した容疑だ。都心の一軒家に家族6人で暮らし、近所の人たちは「雰囲気としては仲良くしていそうだった」「お子さんの声がにぎやかだと思っていました」など話している。高校時代の友人は「すごく頭のよいやつで冷静な性格で、あまりしゃべらないタイプだった。学生時代にバイトもせずに毎日、本を読んで年間300冊くらい読んでいると話していた」と語る。

二転三転した説明

   事件が発覚したのは「妻が倒れている」という朴本人からの119番通報だった。救急隊員が駆け付けると、佳菜子さんは1階階段付近で心肺停止の状態でおり、病院に搬送されたが死亡が確認された。

   朴は「妻は階段から落ちた」と説明したが、その後「私のジャンパーで首をつって自殺した」など二転三転した。警視庁は防犯カメラから第三者が侵入した形跡がないことや首を強く絞められたような跡があることなどから5カ月後に逮捕に踏み切った。

子育てのトラブル認めるも容疑は否定

   妻との関係はどうだったのか。以前に朝日新聞に「子どもを読む」というコラムを連載していた。2012年7月18日付によると「3人目の子どもの誕生を機に2カ月間だけ育児休暇を取りました。(中略)その感想は、『主婦ってこんなに大変なの!?』の一言」と書いている。また、2013年6月のツイッターには「妻の体調が思わしくなく、その心配と家事育児で、睡眠時間が少なくなっていることが原因のすべてです」と妻を気遣う書き込みもあった。

   朴は逮捕前の調べには「子育てのことで夫婦間のトラブルのようなことがあった」「妻が『子育てが大変だ』と愚痴をこぼしていた」などと話していたが、容疑については「逮捕状の内容については間違っている。妻を手にかけるようなことはしていない」と否定している。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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