メリル・ストリープがトランプ氏を批判 ゴールデン・グローブ賞・授賞式 ミュージカル「ラ・ラ・ランド」7部門受賞の快挙

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   アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞の授賞式が、日本時間の昨日(9日)ロサンゼルスで行われた。話題のひとつは、ミュージカル「ラ・ラ・ランド」の7部門受賞。もうひとつは、メリル・ストリープの痛烈なトランプ批判だった。

   「ラ・ラ・ランド」は、駆け出し女優と売れないピアニストの恋物語。監督は31歳のデイミアン・チャゼル。監督賞のこれまでの最年少記録、「ゴッド・ファーザー」のフランシス・F・コッポラの32歳を破った。同監督は脚本賞も受賞。

   この映画は作品賞のほか、男優賞のライアン・ゴズリング、女優賞のエマ・ストーン、作曲賞、主題歌賞と、ミュージカル・コメディ部門にノミネートされた7つすべてをとって、気を吐いた。往年のハリウッド黄金期のミュージカルを思わせる作りが評価されたのだという。

   さらに、特別賞を受賞したメリル・ストリープさんがスピーチをした。名指しこそしなかったが、次期大統領トランプ氏を痛烈に批判した。トランプ氏は、リベラルが多いハリウッドを時に激しく攻撃している。

ハリウッド支える外国人

   ストリープさんは、「ハリウッドと外国人と報道が攻撃されている」として、自分や会場にいた何人かの出自を示して、ハリウッドが多くの外国人と多様性に支えられているのだと訴えた。「もしよそ者と外国人を追い出したら、アメフトと格闘技しか無くなる。あれらは文化じゃない」

   そして、メディアもハリウッドを支えているとした上で、トランプ氏が選挙のキャンペーンで、ニューヨーク・タイムズの障害のある記者の身振りを真似て攻撃した時のことを、こういった。

   「この国で、最も尊敬される席に座ろうとする人物が、障害を持つ記者の真似をした瞬間、私の心は傷ついた」「権力を持った人間が、公の場で誰かを侮辱すれば、すべての人に影響を与えます。同じ振る舞いをある意味許可しているから」。会場から大きな拍手が起こっていた。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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